6月に入り、関東地方にも梅雨入り宣言が出て雨模様の日が多くなってきました。こんな天気の時はつい出かけるのも億劫になってしまいがちです。でもそんな季節だからこそ、ちょっと雨が上がった日などは少し遠出を、というのも良いかも知れません。 今回は、いつもより少し足を延ばして国立のレストランをご紹介します。
大正15年の竣工以来、ほとんど変わることのない三角屋根が特徴的な国立駅南口をでると、ロータリーを中心にいくつかの通りが放射状に広がっています。 その南西に通る、 名前の通り晴れた日は富士山が真ん中に見えるという 富士見通りの途中、 1階にカフェが入ってる建物の2階にそのお店はあります。 階段を上がりお店の入り口を開け、中に入るとそこは抑えられた照明と、窓から入る光が程よい感じで調和した穏やかな空気の広がる店内です。 伺った時間はお昼も一段落、という時間だったのですが、それでも店内では談笑される他のお客様の姿がちらほらと。 そういった所からも店内の居心地の良さというものが伝わってきました。 「自分が行きたい店を作りたかった」と語ってくださったのは、店主の飯田さんです。 「とおてむ」という名は、ネイティブアメリカンの「トーテムポール」から取ったということです。彼らの部族ごと、時には全体が見せる連帯から、「皆が仲良く」という意味を込めて、付けられたとのことです。 2000年にこの場所にお店を構える以前は、国分寺勤労福祉会館内にレストラン 「voie」(ヴォワ)を20年の間営業していたそうですが、 「若い人が行くお店はたくさんあるが、もう少し上の年代の人達が居心地良く、ゆっくり食べられる場所が少ない」と思われたこともあり、ここに開店したのだそうです。 「居心地良く」という気持ちは店内の各所にも表れていて、店内は窓際に緑を、壁にはいわさきちひろをはじめとした様々な絵を飾り、目を楽しませてくれます。また、「座る人のために」と選ばれた椅子は、程よいクッションと絶妙な角度の背もたれで長時間座っていても疲れない、リラックスするのに最適の椅子でした。実際に、6時間近くゆっくりされていかれる人もいらっしゃるそうです。 こちらのお店の雰囲気を知り、ひいきにされるお客様も数多く、遠く代々木や永福から来られる人もいられるそうです。
階段入り口。1階はカフェになってます。 椅子も座り心地の良い物を 窓際には植物、壁には絵が飾ってあります お店のドアを開け、左を見ると素敵な絵が
店主の飯田さん。気さくな方です。 具材です。下の野菜は自家製のピクルス。 2種類のソースを敷き、ゆでた野菜をそえて パスタ→具の順番で乗せられていきます。 ヌイーユ・ル・フロワディ (冷製パスタ)の出来上がり コーヒーゼリーに見えますが、スープです。
この日は、夏に向けての新作ということで「ヌイーユ・ル・フロワディ」(パスタの冷製)を頂きました。 具材は自家製のホールトマトやピクルス、軽く燻製にした鳥ささみのテリーヌ等。 ソースはトマトソースと白いクリーム状のソースの2種。白いソースはヴィシソワーズ(じゃがいもの冷たいポタージュスープ)をベースにしたものだそうです。 出来上がったパスタをいただくと、最初に感じたのはトマトソースの爽やかな酸味でした。その酸味を白いソースが丸くし、パスタの滑らかな食感と絡み合って、思わず顔がほころぶ美味しさでした。 上に乗った具も、それだけで食べると少しあっさりしてるかな、と思ったのですが、他の具と合わさることで食感の違いや、味の濃淡がはっきりとして、調和の取れた味になっていました。 ちなみにこのパスタ、麺もただの強力粉だけではなく、プラスアルファがある独自の配合によって作られていて、歯ごたえや喉越しが非常に特徴あるものになっています。プラスアルファはここでは伏せておきますので、実際に味わってみてください。 夢中になって食べていると、飯田さんがすっとカップに入ったゼリー状の物を出してくれました。 デザートのコーヒーゼリーかな、と思っていると「スープ」とのこと。「???」と思いながら口に運ぶと、 確かに味はコンソメスープ。しかしその食感は、ゼリーや寒天をさらに柔らかくしたような、口の中ですっと溶けていく不思議な食感でした。 これは海藻から取り出したカラギナンと呼ばれる成分を使用して固めてあるということで、脂肪分の吸収を妨げ健康にも良いとのことでした。 最後に、同じ材料にグレープフルーツジュースを使い、スープより更に柔らかく仕立てられたところに種々のフルーツを入れたデザートをいただきました。酸味がさっぱりとして後口も良く、すべてあっという間に平らげてしまいました。
■健康にも気配りが
メニューの最後には栄養成分表が。
詳細に記されています。 メニュー表 実はこの絵… 壁に飾ってあるこの絵を使ったそうです。 お客様の一人が描かれた絵で 「お店のシンボル」とのお話でした。 こちらの絵とイーゼルも、 お客様よりお預かりしているものだとか。 お店とお客の距離の近さを感じます。
さて、ここまででいろいろと健康によいメニューが出てきましたが、実はとおてむさんは多摩立川保健所管内健康食協力店の指定を受け、お客様の健康に気を配ったメニューを用意されているそうです。 通常メニューの中に出てくるお料理の他にも、予約する際に連絡しておくことで低塩・低カロリーなダイエットメニューや、アレルギーをお持ちのお客様等、食事制限を必要とするお客様の為のお料理を頂くこともできるそうです。 そのような普段と違ったメニューを提供していくことと同時に、とおてむではメニューの最後に栄養成分表を掲載しています。これによって通常のお料理でもカロリーや塩分等がどれくらい含まれているかを知ることができます。 この栄養成分表を利用して、あらかじめ 自分の計画でカロリーや栄養のバランスを考え、自分のメニューを組み立てることが出来ます。 このように、料理だけでなくメニューにも健康に気を配りながら、各種のお料理を考えることは大変そうですが、飯田さんはそういったメニューを考える際、「欧風」でありどこどこの料理、といった国に拘ることなく「美味しくて健康に良い」を特に重要視し、多様なお客様のニーズに応えられるお料理を考案されているそうです。 最近は健康を求め、維持していく為に努力をすることが一時のブームとはいえなくなり、現代社会に暮らす人々皆が自分の中での健康というものを常に求めている、そう言っても過言ではない世の中になっています。そんな中で、お客様が求めてくるニーズに応えてくることは試行錯誤が多くあったことと思われます。 しかし、「料理は常に進化していくからね」と、新しい料理を考え作り出している飯田さんからは、 美味しい料理を求めて来店するお客様への強い思いを感じました。 もちろん、そういった強い思いが料理に出ない訳はなく、どのお料理も大変美味しくいただけました。この日は夏の特別料理でしたが、他にもいろいろ食べたい方には魚料理やケーキもお勧めとのことです。また、本格的なコース料理もありますのでここぞ、という時に予約して行かれても良いですね。 美味しいものが食べたくなった時、その時はまた、今度は仕事とは関係なく自分がゆっくりと食事を楽しむために足を延ばしてでもこの場所を訪ねようと思えるお店でした。
「レストラン とおてむ」オリジナルホームページでは、サービス券とタイムサービス券を発行しております。詳細は「レストラン とおてむ」オリジナルホームページにて。
【営業時間】11:30~23:00
■国分寺ショッピング情報トップページへ ■「レストラン とおてむ」の国分寺ショッピング情報掲載ページへ ■「レストラン とおてむ」オリジナルホームページへ。
written by KOMO
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