「なべや」さんでは、おすすめの地酒を試飲させてくれます。珍しい銘柄も多いのですが、日本酒好きの人ならば、何種類か試飲しただけで品揃えのレベルの高さがわかるのではないでしょうか。
私も何種類か試飲させていただきました。試飲させていただいたものを一部紹介させていただくと・・・
★雅山流 (山形・米沢)
極月は袋取り純米大吟醸。深い味わいです。葉月は純米吟醸無濾過生酒。旨みのある辛口です。
裏・雅山流は「うまくて安い」の真骨頂。無濾過生原酒だから旨みがそのまま残っています。酒に手を加えていない、酒好きがほおずりしたくなるよう酒です。
★泉氷鑑 (山形・米沢)
1~2年熟成させた古酒。 冷えているうちは、味が少しとんがっており、舌の上を滑りぬけていくようですが、ぬる燗にすると味がとっても丸くなり、口全体に風味が広がります。
古酒らしい練れた味は、和洋中どの食事にも合います。
★苗加屋(のうかや) (砺波・富山)
無濾過生原酒だから酒の旨みが凝縮されています。舌のいろいろなところに刺激を感じ、それでいてバランスが取れた味。
★山鶴 (奈良・生駒)
山田錦、精白50%。雫の生酒。口を開けてから旨みが増します。
★雲乃井 (福井)
飲み込んだ後も、味わいの余韻が心地いい。
★白玉香 (千葉・大原)
生酒。酸味があり、独特の味。これを作っている蔵元は自然乳酸を用い、天然に近い酒作りを行なっているそうです。
★根知男山 (新潟・糸魚川)
香りや味が爽やかで、いくらでも呑めそう。呑ん兵衛向けの酒。
★秀緑 (茨城・岩井)
常温でもうまいが、燗酒にすると旨みがさらにましました。
★井筒ワイン (信州桔梗ケ原)
珍しい無添加にごり生ワイン。ナイアガラ(白)とコンコード(赤)。ともに、甘さが抑えられており、とてもフルーティーな味わい。
★久耀 (鹿児島・種子島)
芋焼酎の古酒。6年ものは芋の香りと甘みが良く出ている味。7年ものは、グッと洗練された味で、まろやかな味が口中に広がります。
etc・・・ とても全部は書ききれません。清水さんのお勧めに甘えて少々のみ過ぎてしまいました。
一度にこんなにたくさんの銘柄を試飲したのは私も初めて。飲み比べると、口にしたときの舌ざわりがそれぞれ全然違います。それでいて、どれも味のバランスが整っているのに驚きました。
ここで地酒特有の深い味わいと、銘柄による微妙な違いを知ってしまい、やみつきになってしまいそう。製造過程や保存方法、飲み方のちょっとした加減で風味が変わる酒は、とっても繊細な生き物のようです。
特に、燗酒、古酒、生酒の深い味わいは地酒屋さんでなければ経験できないものでした。今年の冬は「いいお酒は燗をしない」なんて言葉は決して口に出しません。