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今月のクローズUP 第34回 手打そば  きぬたや

「ちょっと心遣いのできる人の来る店です」という「Buy国分寺」の紹介文が気になってお伺いした今回のお店。実は、知る人ぞ知るそばの名店だったようです。

■先ずは食べてみて

「Buy国分寺」の紹介文をみて「きぬたや」へ取材のお願いの電話をしてみました。そのとき「先ずは食べてみて、それから取材するか考えて」と言われ、とりあえず食べに行くことにしました。

西武国分寺線恋ヶ窪駅から歩いて数分。バス通りから国分寺市役所前の交差点で路地に入り、すぐ右に。その通りの右手中ほどにお店がありました。

お店に入ると、お膳の用意してある席に案内されました。しばらくして、そばつゆ、薬味、続いて、せいろが1枚運ばれてきました。ざるの山側にそばがのっています。これは、水切りを良くするためだそうです。

食べ終わるのを見計らって2枚目、3枚目と出てきます。最後にそば湯で締めとなりました。

「きぬたや」のメニューはせいろのみ。毎日、産地・品種・挽き方・ふるい方を変え、1人前で2種類のおそばを出しています。そばの好みがある人には好みにあわせて、特になければご主人が見繕って出してくれます。

この日は、北海道の北早生、福井の在来種、茨城の常陸秋そばでした。

ところで、おそばの感想ですが、食べながらアレコレ考えようとしているうちに、全部食べてしまいました。結局「そば通」でも何でもない自分には、3種のそばも「微妙に違うかな」と思う程度で、それぞれの個性をうまく感じ取ることができませんでした。

ご主人にはそのことを見透かされていたようで、食後にお話を伺っている時「食べ方を見ていて、分からないんだろうと思ったよ」と言われてしまいました。でも「そうなんです」と答えた後、なぜかちょっとほっとしたのです。

飲食店の並ぶ路地にある「きぬたや」
2階の看板を探すと分かりやすい。

店内には8人がけのテーブルが1つだけ。 お客は予約のみなので、十分です。


メニューはせいろのみ。
1人前1000円/追加は700。



■正直なそば
この手臼で、じっくりとそば粉を作ります。



痛んだ実は丁寧に取り除きます。



ここで、そば粉からそばへ形を変えます。


茹で時間も秒単位で調整。


「きぬたや」では、その日のお客さんの分だけ、そば粉を挽いてそばを作ります。

仕込みは早朝、手臼で粉を挽くことから始まります。手臼を使うのは、そばの感触を感じながら挽けるからだそうです。それぞれのお客さんに合わせて挽き方を変えるので、その感触が重要なのでしょう。

そばの実は数種類の産地、品種を使いわけます。それぞれ良い実と悪い実を、一粒一粒より分け、良い実だけを使うようにしています。

そして、ふるい方、打ち方、茹で方でも、それぞれ気を遣い、出来る限りの手間をかけて、お客さんに出しています。

しかし、こういったやり方では、1日20~30食分作るのが精一杯。商売としてもギリギリで、これを続けるのは大変です。

そのため、多くのそば屋さんは、ある程度手間を簡略化したり省いたりしているのだそうです。名店と言われているお店も例外ではないようです。

ただ、その手間の違いを感じ取れるお客さんがそれほど多くないのも事実で、気づかない部分を、やるかやらないかは、それぞれのお店次第。

ご主人は、手間を惜しまずにそばを作ることを選びました。自分が考える正しいそばを作る為には、当たり前のことのようです。

実際「きぬたや」のお客さんには、そこまで気付く方もいます。以前、挽き置きした粉を使って出したとき、「何か違うね」と言われたのだそうです。それからは、一人でも気づく方がいる限り手を抜けないと、挽き置きをやめました。

私が、なにげなく食べてしまったというのも、私がその手間を感じ取れる感覚を持っていなかったからでしょう

■「きぬたや」で大事なもの

これだけのそばを出す「きぬたや」なら、欲を出せばもっと稼ぐことができるでしょう。実際、儲け話もあるといいます。

しかし、ご主人は、自分の信念を曲げてまで、お金は欲しくないといいます。だから、苦しいながらも、ずっとこの店を続けてきました。そんなご主人を支えるのがご家族やお客さんです。

奥さんはご主人のやり方を応援してくれますし、お子さん達も、出来るだけ家計に負担がかからないよう気を遣ってくれます。お互い思いやって楽しく生活しているようです。

ちなみに「きぬたや」の営業時間が夕方までなのは、夕食を家族みんなで食べるため。ご主人もご家族も、その時間をつぶしてまで贅沢したいとは思っていないのです。

また、遠くから何時間もかけて食べに来る方や毎週決まった日に食べに来る方など、「きぬたや」を慕う常連さんがたくさんいます。こうした常連さんの存在も、そばを作る上での励みになっているのではないでしょうか。

ところで、この店にくる常連さんは、各界の大物も多いといいます。地位もお金もある方たちですが、この店の常連となる方は、欲がなく穏やかで正直な人が多いそうです。

考えてみると、どうやらここに集まるのは、ご主人と同じように「正直である」事を大事にしている人たちなのかもしれません。

「きぬたや」のそばは、ご主人はもちろんですが、そこに関わる人たちみんなの「正直な気持ち」に作られているような気がします。

そうした「きぬたや」の正直さに触れたから、私もそばの味が分からなかったことを、素直に言え、ほっとしたのだと思います。

棚には、名前が入っている所が。
常連さんの器の置き場所です。


よく来る常連さんの絵。
名刺にもこの方のイラストが入っています。



粉を挽くご主人の山中昭敏さん。
話し方が穏やかな方でした。

■「きぬたや」のそばを楽しんで欲しい

きぬたやでは営業中ものれんを出しません。



控えめに、店の中にかかっています。

これまでたくさんの方がお店にやってきましたが、そば屋に期待するものは人それぞれ。噂を聞いて来たものの、楽しめずに帰る方も少なくなかったそうです。

確かに、私もご主人とお話をしなかったら、なんとなく食べて帰ってきただけだったかも知れません。

でも、話してみて「正直につくったそば」と知り、もう一度食べてみたくなりました。そばに込められた思いについて考えながら、改めて味わってみたくなったのです。

今回の記事を見て数人でも、「きぬたや」のそばを楽しめる人が増えれば幸いです。

正直」を通すのが難しい世の中で頑張っている「きぬたや」。私はとても素敵なお店だ思います。

誰にでもすすめられるお店ではないですが、「正直な心」を信じられる人なら楽しめるお店なはずです。

手打そば きぬたや

【営業時間】  11:30~15:30

【定 休 日】 月曜日・金曜日
【住所】 国分寺市西恋ヶ窪4-30-24
【TEL】 042-326-3221(要予約)
【交通アクセス】 恋ヶ窪駅より3分

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written by koguma


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