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国分寺駅北口から徒歩10分弱のところに「一滴」はあります。パークレーンの北側、と言ったほうが地元の方にはわかりやすいかもしれません。半地下になっているお店は、有名な書家のお弟子さんに書いてもらった看板が目印です。
石庭を連想させる階段を下ると、清らかなガラスの引き戸が迎えてくれます。
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中国の古い諺
「長江(揚子江)の流れも一滴の雫に始まる」
から店名はつけられました。 |
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店主の伊藤さんは学生時代から国分寺を遊び場として、ここに愛着を持っていたそうです。どこに行けば遊べるか、おいしいものが食べられるかを十分に知っていたと言います。
国分寺は、お店の数はかなりあるものの「ここ」というお店がないと感じ、お店を出すときには自分の味で国分寺の味のトレンドをつくってみたいと思ったようです。
伊藤さんは、関西割烹を東京銀座に定着させた老舗で修行し、今年の6月16日に独立してお店を持ちました。若い店主ながら、老舗で鍛えた腕と姿勢は、素人にも感心させるものがあります。
何より店内の清潔さ、落ち着き、スタッフの礼儀、そして料理、こういった一連のものがまるで水がよどみなく流れるように気持ちよい流れでお客の心に沁みてくるのです。
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大人数にも対応できる小あがり。(20名位までOK!)
お店全体の貸切は45名くらいまで承ります。
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注文した料理が出るまで、つまんでいてください、といった具合で最初に出されるのがこのおばんざい。人数に応じて店主が適量を供してくれるのがうれしい心遣いです。
この日は、大学芋、梅きゅう、ほうれん草だし巻き玉子、おから、白身魚の南蛮漬け、くらげのもやしの中華あえ、茶豆。いずれも常連さんのリクエストなどから常備されるようになっていっているそうです。
いずれも素材の味を生かしています。
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お通し
冬瓜のとりそぼろあんかけ
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刺身の盛り合わせ
大トロ、はた(刺身では珍しいもので歯ごたえがあります)、新サンマ(とろけるような美味しさです)
、生タコ、地鶏、白海老、活ツブ貝、ハマチ
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焼物
ブリカマ
脂の乗った一番美味しいところを程よい焼き加減で、レモンとおろしでいただきます。
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薩摩地鶏の塩焼き(おすすめ)
地鶏の刺身用の肉を使っています。(ゼイタクです)刺身でも出している歯ごたえのある肉を、硬くなりすぎないようにミディアム程度の焼き加減にしています。
これは鹿児島の知人のルートで仕入れています。
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白海老と三つ葉のかき揚げ
海老の香りがたまらなくよい心地にさせてくれます。天つゆにつけて、ひと口食べると口の中いっぱいに海老の香りが広がります。海老と三つ葉の味がほどよく調和しています。
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手作りがんも
柔らかい歯応えで、みじん切りの野菜(シイタケ、たけのこ、人参、きくらげ等)が口の中で美しいハーモニーを奏でます。ひとつひとつの味が美味しく感じられる逸品!
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稲庭うどん
最後に食べるときはおなかがふくらみ過ぎてしまうかも。
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潮汁(無料)
いわゆるウシオ汁。白身魚のあらに、ねぎ、といった定番の汁です。最後の一杯はサービスで出しています。たくさん食べた後でもおいしい!酒を呑んだ後も、一杯頂くと、翌日が快調という店長おすすめの品。
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真面目に取り組んでいるのが話していてストレートに伝わる店主伊藤さん(男前です)
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今回の料理は2人で6,880円。板前お任せコースもお得な5品の2,700円(お一人様)からあります。(実際は5品が9品になってしまうこともあるそうです。お客様にあわせてできるかぎりの料理をお出しすることを心がけているからだそうです。)
店主はこう言います。
「自分は器用ではありません。できることは時間をかけて美味しいものを目いっぱいつくることなんです。お客様に満足していただきたい気持ちで、素材にこだわり作っています。日替わりがお勧めになるのもこういった理由からなんです。30代以上の大人の階段を登りかけている方にはぜひここの美味しいものを食べてもらいたい。」
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七転八起
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相田みつをさんの色紙は、店主のお父様がプレゼントしてくれたものです。父から息子への人生の温かいエールが伝わります。
板前修業中の仲間が、病気で入院した際に鹿児島まで行って彼のお店を手伝ったこともある店主。各地に散らばっている友人を大事にしながら、今日の出逢いも大切にしています。父の教えを体現している息子です。 |
出逢い
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おすすめの鹿児島の地鶏も、出逢いを大切にしている縁から届けられるものです。
最後のご紹介になりましたが、今人気の焼酎もいわゆる「ヴィンテージもの」と呼ばれるものをそろえております。これも、人の縁がなかったらかなわないことです。
「杜谷」「中々」「黒吉(通常、東京にはおいてないそうです)」といった、焼酎好きの方なら垂涎ものもここには置いてあります。
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開店祝いのお花
清潔な店内にスッと気品あふれる胡蝶蘭やオンシジウムが華やかさを演出しています。 |
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左から店長、女性スタッフ、ガッツあるスタッフ
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開店1ヶ月にも満たないで、常連さんがカウンター席を占めているのはたいしたものです。毎日欠かさずにお見えになる客もいるとのことです。
「出逢い」と「感謝」を忘れずに日々精進しているお店のスタッフの賜物といえるでしょう。
スタッフといえば、開店時には600枚くらいチラシを配布したそうです。道で配布しても受け取ってくれなかったり効率が悪かったので、某大手会社の総務部に掛け合って、休憩室に置かせてもらったりしたこともあるとか。今時の若者にしてはガッツのあるスタッフです。
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このお店を今回紹介したきっかけは、地元の方の口コミです。食べに行った知人が「美味しくて雰囲気もよかった」ので紹介してくれたのです。
今は定休日を設けないで毎日がんばっている「一滴さん」。店長と話していると応援してしまいたくなるのは、彼の人柄によるものでしょう。常連さんもそんなところをすばやく見抜いて、カウンターに陣取っているに違いありません。
国分寺の「一滴」が大きな河になっていくのを楽しみに見ていきたいと思います。
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「一滴」から読者プレゼント
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今月号のクローズアップを読んでいただいたあなたに「一滴」さんから生ビール(中)のプレゼントがあります。
お店で、スタッフの方に 「クローズアップ見ました」 と言って下さい。もれなく、冷たいビールが召し上がれます!
8月31日までサービスします。 |
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■「一滴」の内容はこちらからどうぞ
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written by cherry
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