「eki HANA」は、もともと「中央フラワーショップ駅ビル店」といいました。本店が、南口から徒歩1分のところにあります。正式な店名は「(有)中央フラワーショップ」です。
店名の由来を社長の竹内さんにお聞きすると、その答えはいたって簡単。中央線沿いの花屋さんだからつけたそうです。
竹内社長は、あれこれ質問しても、ひと言ふた言しか答えが返ってこないような言葉数の少ないオヤジさんです。
少しずつ話を聞いていくうちに、ご両親が生花を栽培して市場に出す仕事をしていたことや、造園の仕事もかつてはしていたことなどを、照れくさそうに話してくれました。
創業から30年が過ぎ、駅ビルに店舗を構えるようになりましたが、特定客がつくまでの間、露天で花売りをしたり、人の集まりそうな場所を見つけては売りに歩いたことなど、重い口を開いて話していただきました。
いまどきの、愛想のよい営業トークとは真逆の、事実だけを淡々と話す態度からは、これまで実直に生きてきたことを相手に伝える静かな力がありました。
そんな照れ屋で口下手なオヤジさんを、スタッフの皆さんは、よくわかっているようで、長年勤めているスタッフには、本当の父親のような存在になっているようです。
この春に駅ビル店が、新装開店してから、スタッフも新規に数名採用しました。スタッフの中には、国家資格や民間機関の資格をもつ、フラワー装飾技能士が複数人います。
取材当日も、次から次にお客様がいらしていましたが、手際よく品のよい花束を作り上げていました。
有能なスタッフに支えられ、春の繁忙期を乗り切った店長に、今後のことを聞いてみると、新装したことがきっかけで、より一層お客様に愛されるお店にしたいという気持ちが増したそうです。
そんな店長をあたたかく見守りながら、仕入れなどの裏方作業に徹している竹内社長をみていると、物が、心が、自然と継承される様がここにあるような気がしました。
これから、5月の母の日、6月の父の日と、花を贈る機会が増えてきます。せっかくの贈り物ですから、家族愛、師弟愛に満ちたお店で、まごころを一緒に包んで、気持ちの伝わるお花を贈ってみませんか。贈られた人、贈った人が花を介して微笑む風景がそこに見られるはずです。
スタッフたちが、ひまわりのような明るいとびきりの笑顔で迎えてくれることでしょう。